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オーガニックって何?

オーガニックの始まりと成り立ち

オーガニックという言葉を直訳すると、「有機的な」という意味になります。
その語源は欧米の言葉「ORIGIN」からきていて、物事を根本から追求する運動を指しているとか。
有機栽培をもとにした自然農法を用いて作られた食材を食べるという、貴族階級から始まった食に関する運動を発端としていました。
化学肥料や農薬を使わず、堆肥など、自然界に存在する天然の肥料を利用して、それらが持っている力を最大限に活かして栽培する方法を「オーガニック栽培」といいます。
そして、それらに食品添加物や薬剤を使わずに加工したものを、「オーガニック食品」と呼んでいます。

本来、このように安全で健全な農作物の栽培方法を指して使われていたオーガニックという言葉は、今では、時代とともにその意味を広げてきています。
それは水質汚染や農薬による土壌汚染など、自然の生態系を壊してしまうような事柄に反対し保護活動をすることや、食以外のことであっても、LOHAS等の健康法の実践や医療に関わる問題、さらには社会的な視野で考えれば政治・経済、そして教育までも、生活の中に取り入れられる全てのことにオーガニックの精神を反映させるなど、自身の考え方や生き方にも関わる、広い範囲の意味を持つ概念として使われているのです。

オーガニックとナチュラルの違い

無農薬で作られた植物をオーガニックと呼ぶのは簡単ですが、実際にオーガニックと正式に判断されるためには第三者機関による厳しい認定が必要になってきます。
認定基準は各国さまざまで、また認定機関がそれぞれ独自の基準によって認定を行なっていますが、こういった認定機関の元となる団体ができたのは、第二次世界大戦直後のイギリスでのことでした。

当時、農業の変化に伴って土壌が悪化し、農作物の質が低下していることが社会問題になっていたイギリスでは、英国土壌協会が中心となって、昔ながらの有機栽培と近代的農業を徹底比較し、オーガニックの元となる認定基準を作り上げたのです。
日本では1999年にJAS法が改正され、有機野菜の認定を受けるためには、世界の先進国の中でもかなり厳しい基準が設けられ、また、遺伝子組み換え原料を使用していないことなど、表示の義務化も徹底され、購入する側の判断材料になる目安が確率しました。

こういった法的基準に添った厳密な検査が行なわれ、その基準をクリアして認証されないとオーガニックとは表示できないため、たとえ自然のものであっても、オーガニックであるとはいえないのです。

そのことからもわかるように、自然の材料を使っているだけでナチュラルと表示しているもの、いわゆる自然食品とは、一見似ているようですが、オーガニックは一線を画しています。
何故ならオーガニックは、先に述べたような第三者機関による厳しい認定が必要だから。
本当の意味でオーガニックであるためには、動植物を育てるところから、加工し、それを輸送するまでの全ての段階でオーガニックの基準に達していなければいけないからです。
残念ながら日本の法律では、加工品に関してのオーガニック認定はまだまだ基準が曖昧な部分があり、食物の認定基準と同等とはいえません。

しかし、健康への関心が高まり、より安全なものを求める声が日に日に増している今、オーガニックへの必要性は、ますます増えているのではないでしょうか。